世界を飛び回るヴァーレCEO、ウォール街へ-鉄鉱石安の中

世界最大の鉄鉱石生産会社、ブラジ ルのヴァーレのムリロ・フェレイラ最高経営責任者(CEO)は、出張 回数が非常に多い。そのため同社の社用ジェット機は今年、ボンバルデ ィア製ビジネスジェットの中で最も飛行距離の長い社用機のうちの1機 になっていると同CEOは言う。

フェレイラCEOは11月26日、リオデジャネイロの本社でインタビ ューに応じ「操業地を年に少なくとも1回は訪問したいと考えている が、通常はそれ以上足を運んでいる。極めて頻繁に出張している」と語 った。

フェレイラCEO(61)が乗る社用ジェット機「グローバル・エク スプレスXRS」の1-10月の飛行距離は24万キロメートルを超えた。 今週は同機でニューヨークとロンドンに飛び、投資家を訪問する予定 だ。議題は、ヴァーレが鉄鉱石価格の下落にどう適応するか。価格下落 を背景に、アナリストらは同社株に対し、少なくとも1999年以降で最も 暗い見通しを示している。

ヴァーレは過去最大のペースで鉄鉱石を生産しており、長年にわた って事業の遅れや事故、ストライキなどに見舞われた非鉄金属部門はよ うやく利益に貢献し始めつつある。ただ、世界最大の金属消費国である 中国の需要が鈍化する一方、世界の供給が拡大し、鉄鉱石価格は約5年 ぶりの安値に下落。ヴァーレ株は大手鉱山会社の中で最悪のパフォーマ ンスを示している。

GBMグルポ・ブルサティル・メヒカノの株式アナリスト、マリア ナ・バートン氏によると、ヴァーレはニューヨークとロンドンでの会合 で投資家に対し、同社が低価格環境に適応できると説明するとともに、 さらなるコスト削減を発表し、資産売却に関連する最新情報を提供する 見通しだ。

原題:Globe-Trotting Vale CEO Faces Wall Street as Glut Sinks Iron (3)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE