【今日のチャート】海外注力ソフバンク、ドコモに後塵-純増

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米アップルのスマートフォン「iP hone(アイフォーン)」を武器に契約者数を増やしてきたソフトバ ンクの7-9月期の純増数は、4年半ぶりにNTTドコモを下回った。 ドコモのアイフォーン導入や新料金プランの影響を受けた。

今日のチャートは、ソフトバンクの子会社のソフトバンクモバイル とドコモの四半期ごとの契約純増数を比較した。2010年4-6月期以 降、純増数でドコモを上回っていたソフトバンクだが、昨年9月のドコ モのアイフォーン導入後は差が徐々に縮小していた。純増数は新規契約 数から解約数を差し引いた数字。

ソフトバンクは08年、アイフォーンを国内携帯3社で初めて導入 し、端末の魅力を生かして契約者数を増やした。米子会社スプリントの 収益改善が進まない中、国内の携帯電話事業の重要性は高まっている が、ドコモがアイフォーンを導入したことで競争が激化した格好だ。

ミョウジョウ・アセット・マネジメントの菊池真・最高経営責任者 (CEO)は、これまで契約者を「取られ放題」だったドコモが、新料 金プラン「カケホーダイ」やアイフォーンで「巻き返しを図っている」 と述べた。一方、ソフトバンクは国内での消耗戦を望まないとして、 「国内は攻めよりも守り。攻めるのは海外」だと話した。

ブルームバーグが集計したデータによると、7-9月期のソフトバ ンクの純増数は56万5000件と大手3社で最下位。ドコモの純増数は72 万9000件、KDDIは58万件だった。

ソフトバンクの小寺裕恵氏は7-9月期の純増数について「主にス マートフォンやタブレット、通信モジュールなどの契約数が堅調に推移 した」と述べた。ドコモ広報担当の村木俊介氏は「対前年比で約5倍に 拡大するなど、十分な手応えを感じている」と話した。

ソフトバンクは11月、スプリントの業績不振を理由に今期(2015年 3月期)の営業利益予想を従来の1兆円から9000億円に引き下げた。孫 正義社長は記者会見で、スプリントについて「長くて苦しい戦い」にな ると話した。

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