欧州債:ドイツ10年債が続落-原油動向とECB政策委に注目

2日の欧州債市場ではドイツ国債が 続落。欧州中央銀行(ECB)が4日の定例政策委員会で追加緩和を打 ち出すかどうかが注目されている。

オーストリアとフランスの10年債も下落。前日の原油相場反発を受 けてインフレ期待が上がった。ユーロ参加国の国債は今年これまでに総 じて上昇。ECBが預金金利をマイナスにしたほか、カバード債と資産 担保証券(ABS)の購入を開始、条件付き長期リファイナンスオペ (TLTRO)を実施したことなどが背景。ドラギECB総裁は11月半 ば、必要であればソブリン債の購入も可能だと言明した。ギリシャ債は この日、3営業日続伸。

ダンスケ銀行(コペンハーゲン)のチーフアナリスト、アラン・フ ォンメイレン氏は「ECB会合を前に、市場参加者の一部は利益を確定 させようとしているのかもしれない」とし、「ECBが今週に何か新し い措置を講じるのは尚早だろう。原油価格にもずいぶん注目が集まって いるので、この日の動きの一部は昨日の原油値上がりに関係しているか もしれない」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時23分現在、ドイツ10年債利回りは前日比2ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.75%。前日は3bp 上げた。同国債(表面利率1%、2024年8月償還)価格はこの 日、0.175下げて102.365。

オーストリアの10年債利回りは3bp上昇の0.89%。前日は過去最 低の0.826%を付けていた。フランス10年債利回りもこの日は3bp上 昇の1.02%。やはり前日に過去最低(0.955%)を記録している。

インフレ期待の指標としてドラギ総裁が8月の中央銀行シンポジウ ムで挙げた5年先スタートのインフレスワップ5年物フォワードレート は、この日4bp上昇の1.79%。10月15日には過去最低の1.7225%で終 了した。前日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・イ ンターミディエート(WTI)が4.3%急伸した。

ギリシャ10年債利回りは24bp低下の7.79%。過去2営業日に計37 bp下げた。

原題:German 10-Year Bonds Drop as Investors Await ECB Policy Meeting(抜粋)

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