ECB、量的緩和の議論で原油安が焦点に-4日に政策委員会

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総 裁と他の当局者らは、エネルギー価格の下落が吉と出るか凶と出るか議 論することになりそうだ。

4日の政策委員会では、原油安がユーロ圏のインフレ期待にどんな 影響を及ぼし、それにどう対処すべきか判断する必要に迫られる。石油 輸出国機構(OPEC)の減産見送りを手掛かりに原油相場は3年ぶり の大幅下落となった。消費者物価の上昇率はほぼゼロに近いが、原油安 がさらに下押し圧力となっている。

ECB政策委員会メンバーであるドイツ連邦銀行のバイトマン総裁 は先週、エネルギー価格の下落が小規模な刺激策のように機能している と述べ、ECBが現在の緩和措置を拡大する必要はないとの考えを示 唆。原油が量的緩和をめぐる議論の焦点になっている状況が浮き彫りに なった。ドラギ総裁やECBチーフエコノミストのプラート理事は、ユ ーロ圏のような脆弱(ぜいじゃく)な経済には、一時的な価格ショック が持続的な打撃を与え得る恐れがあると逆の主張を展開している。

ノルデア・マーケッツの欧州担当チーフアナリスト、ホルガー・ザ ンテ氏は、OPECの決定を受けて、「ECBが強い行動に出る可能性 が高まった。2015年に入り後になってエネルギー価格下落のプラスの影 響が出てくるかもしれないが、行動を強く求める政策委ハト派の動きを 止めるには至らないだろう」と述べた。

原題:ECB Officials Confront Cheaper Oil Spilling Onto Stimulus Debate(抜粋)

--取材協力:Simon Kennedy、Alessandro Speciale、Jeff Black.

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