台湾:統一地方選で与党国民党が大敗-16年の総統選の前哨戦

台湾の統一地方選挙で与党国民党が 大敗を喫し、最大野党である民進党が2016年の総統選挙での政権交代に 向け足場を固めた。今回の選挙は、中国への市場開放を軸とする馬英九 総統が進める経済政策に有権者が不満を突き付け格好だ。

11月29日投開票の地方選で、国民党は直轄市を含む15の首長ポスト のうち9つを失った。敗北を受け江宜樺行政院長(首相)は辞任、馬総 統は同日夕方、民意を尊重し改革を進めると表明した。

馬総統は08年の就任以来、中国との貿易関係を強化。歴史的に対立 関係にある中国は台湾に照準を定めたミサイル1000基以上を設置してい るが、今や中国が台湾にとって最大の輸出相手国となっている。中国は 台湾を国土の一部だと主張しており、民進党は台湾独立を掲げている。

パーク・ストラテジーズ(ニューヨーク)のショーン・キング上級 副社長は電子メールで、「民進党の蔡英文主席が党内をしっかりとまと め、中心的な有権者をないがしろにしない対中政策を打ち出すことがで きれば、1年2カ月後の総統選で勝利する可能性は十分にあるだろう」 と指摘した。

原題:Taiwan Voters Tell President to Take It Slow With China Opening(抜粋)

--取材協力:Tim Culpan、Yu-Huay Sun.

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