ソニーの映画部門のコンピュータ ー・ネットワークにハッカーが今月侵入した際に、作品数本が盗まれた 可能性がある。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。

関係者が匿名を条件に語ったところでは、ブラッド・ピット主演の 戦争映画「フューリー」や未公開の「アニー」などがファイル共有サイ トに流れている。ファイル共有に関するニュースサイト、トレントフリ ークによると、「フューリー」は1つのサイトでダウンロードが2番目 に多い映画だという。

ソニー・ピクチャーズエンタテインメントへのハッカー侵入は、ど くろの絵がコンピューター画面に現れて始まった。どくろの絵にはソニ ーが「#GOP」によってハッキングされ、要求が満たされなければ、 内部データを公開するとのメッセージも残されていた。#GOPは「ガ ーディアンズ・オブ・ピース」を意味しているとみられている。

ソニー・ピクチャーズは電子メールで配布した発表文で、この窃盗 は「刑事問題」に当たるとし、この問題に対処するため司法当局と協力 していることを明らかにした。30日の営業時間外にソニーの東京オフィ スに電話と音声メールでの取材を試みたが今のところ返答はない。

同関係者によると、ソニーはハッカー攻撃について、北朝鮮による 関与の可能性も含めて調査を続けている。ウェブサイトの「Re/co de」は29日、米中央情報局(CIA)による金正恩北朝鮮第1書記の 暗殺計画をテーマにしたコメディー映画「ザ・インタビュー」の公開予 定との時期的な関連性の有無をソニーが調査していると報じた。

同作品は現在、12月25日に劇場公開との広告が打たれているが、北 朝鮮が強く非難しており、BBCによると、公開すれば「戦争行為」に 当たると北朝鮮外務相報道官が同国政府メディアで発言したという。

原題:Sony’s ‘Fury’ and ‘Annie’ Said Stolen in Studio Cyberattack (1)(抜粋)

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