【ECB要人発言録】あらゆる資産についてオープン-総裁

11月25日から30日までの欧州中央銀 行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の氏名を クリックしてください)。

<11月30日> ラウテンシュレーガー理事(ベルリンで発言):広範な国債購入プログ ラムのコストと利点、機会とリスクを踏まえると、良い結果は生じな い。財政政策の対応力で共通の部分はほとんどない。そうである限り、 ECBの国債購入はインセンティブ面の深刻な問題と必然 的に関連付 けられることになる。

<11月28日> バイトマン独連銀総裁(ベルリンで発言):金融政策は物価安定を目指 す中で短期の需要に影響を及ぼすことはできる。しかし、ユーロ圏の課 題の中心である潜在成長率見通しの弱さという問題に答えを出すことは できない。

バイトマン独連銀総裁(ベルリンで):ユーロ圏の消費者物価はエネル ギー価格に強く影響されるが、エネルギー市場は現在、供給面で上向き のショックに見舞われている。エネルギー安には景気刺激効果があり、 ミニ刺激パッケージのようなものだ。

<11月27日> ドラギ総裁(ヘルシンキ大学で):(現行措置が不十分となれば)別の 非伝統的措置を取る決意において、政策委員会は全会一致だ。(購入対 象として検討されているのは)あらゆる種類の資産だ。現段階で議論は 極めてオープンだ。

ドラギ総裁(ヘルシンキで講演):景気刺激措置のプラス効果が完全に 実現するには時間が必要だ。低インフレがあまりにも長引くリスクへの さらなる対応が必要になった場合は、ECBの責務の範囲内で追加の非 伝統的措置を講じる決意において政策委員会は全会一致だ。

<11月26日> コンスタンシオ副総裁(ロンドンで講演):採用済みのプログラムはそ の実施期間中に、ECBのバランスシートを2012年序盤の規模に戻して くれるだろう。そうならない場合は、他の資産の購入を検討しなければ ならない。厚みがあり流動性の高い証券市場である国債流通市場での購 入もこれに含まれる。(現行策の効果を)来年第1四半期に一段と正確 に把握することができるだろう。

<11月25日> ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ウィーンで):実質ゼロ(の金 利)は長期的な均衡状態ではない。危機に起因する症状だ。

ノワイエ仏中銀総裁(都内で講演):目標が危うくなれば、一段の行動 の準備必要だ。TLTROや民間資産の購入プログラムなどECBの名 目金利に狙いを定めた措置は非常に効果的。(ECB政策委のバランス シートに関する声明について)必要なら一段の政策行動が、全体的な量 的制約や限度によって妨げられないことを明確に示すと判断されるべき だ。

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