インド準備銀行(中央銀行)のラジ ャン総裁は何カ月にもわたりインフレと闘うために政策金利を据え置い てきたが、今は利下げに近づきつつある。

インドの経済成長は7-9月(第3四半期)に減速したもようであ る上に、インフレ率は3年ぶり低水準にあり、中国が利下げに踏み切る 中、ジェートリー財務相は利下げを求めている。エコノミストのほぼ全 員がラジャン総裁が12月2日に政策金利を8%に据え置くと予想してい るものの、市場は利下げを織り込みつつあるほか、市場関係者は利下げ 予想を前倒ししている。

インドが利下げしたら、同国と中国が成長支援に向けた金融緩和に 踏み切る一方で、ロシアとブラジルはインフレ封じのための利上げ断行 と、主要新興国の政策に相違が生じることになる。昨年就任の際にイン フレ抑制を約束したラジャン総裁は、今年1月に政策金利を引き上げた 後、現行水準に据え置いている。

バークレイズのシッダールタ・サンヤル、ラフル・バジョリアの両 氏は、「インド中銀が長期的なインフレ圧力への警戒を解除するとは予 想していないものの、中銀がインフレの勢いの大幅鈍化を無視するのは 難しいと考えており、これまでのタカ派的な言葉遣いを和らげる可能性 が高い」と指摘。「ラジャン総裁がサプライズを狙っているなら」、来 週に利下げに踏み切る「わずかな可能性」があるとの見方を示した。

原題:Pressure Grows for Rajan to Follow China Cut as India Slows (1)(抜粋)

--取材協力:Natalie Obiko Pearson、Anurag Kotoky、Manish Modi、Cynthia Li.

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