ものづくりの日本を揺るがす懸念、タカタ問題-太田国交相

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タカタ製エアバッグの不具合問題を めぐり、太田昭宏国土交通相は28日の閣議後会見で、ものづくりの日本 を揺るがす懸念があるとの認識を示し、万全の体制で臨む必要があると 指摘した。

太田国交相は、タカタに対して問題が発生していないものも不具合 の確認を指示していると述べた。米当局が運転席側のタカタ製エアバッ グ搭載車のリコールを全米規模へ拡大するよう求めたことに関しては、 米国で対象を拡大するならば日本でも同様の措置を取るよう求めた。

タカタ製エアバッグのインフレータ(膨張装置)不具合では、自動 車メーカーのリコールが相次いでいる。27日には新たにトヨタ自動車が 国内で4万台超、ダイハツ工業は同2万7500台超のリコールを届け出 た。国交省の集計によると、一連のリコール対象は現時点で、国内で 約261万台、世界で1300万台以上という。

米国でリコール対象を拡大した場合に日本でも同様の措置を取る と、新たな国内リコール対象は20万台規模の見通しと、太田国交相が示 した。国交省によると、対象となる自動車メーカーはホンダとマツダ。

アドバンストリサーチジャパンの遠藤功治アナリストは、タカタ問 題について、開示情報が十分でない中で、誰も問題の終息を見通せず、 新たなリコールが相次ぎ出てきていると指摘。その上で、企業が責任逃 れしているかのように思えてしまい、日本にとって大きな社会問題であ るとの認識を示した。

タカタ広報担当の菱川豊裕氏は電子メールで、国交相のコメントを 確認できていないが、「エアバッグの不具合により、みなさまにご迷惑 をおかけしていることを深くお詫びするとともに、信頼を回復できるよ う、全力を尽くしてまいります」とコメントした。

米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)の現地時間18日付の発表 資料によると、リコール拡大に関する通知は、タカタとその搭載車両メ ーカーの自動車10社が対象。この問題では運転手数人の死亡との関連性 が指摘されている。

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