欧州中央銀行(ECB)のドラギ総 裁が量的緩和策を始めるには、その是非や時期のみならず、行動の詳細 を明確にする必要がある。

新たに練り上げられつつある刺激策の買い入れ対象リストには社債 や欧州の機関債、国債が含まれる可能性がある。低過ぎるインフレ率へ の対応で依然として異議を唱える同僚がいる中で、ドラギ総裁は資産買 い入れ戦略でコンセンサスの取りまとめを図っている。

ドラギ総裁は27日にヘルシンキで、現在の刺激策は「明らかな恩恵 を生み出しつつあるが、プラス効果が完全に発揮するには時間が必要 だ」と指摘。その上で、現行措置で不十分となれば「別の非伝統的措置 を取る決意において、政策委員会は全会一致だ」と言明した。コンスタ ンシオECB副総裁も26日に同様の発言をしている。

ABNアムロ銀行のマクロ調査責任者、ニック・コーニス氏(アム ステルダム在勤)は、ECBは「追加策に向け動いているが、それが 『何』かはまだ定義されていない。政策委員会はかなり意見が対立して いるようだ。国債購入を追加策に含めなければECBのバランスシート を1兆ユーロ(約147兆円)拡大するとの目標達成はかなり難しいだろ う」と述べた。

次回のECB政策委は12月4日、フランクフルトで開催される。

原題:Draghi Quest to Reach QE Consensus Starts With Asset Choice (2)(抜粋)

--取材協力:Kati Pohjanpalo、Alessandro Speciale.

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE