コラム:高級住宅ブームがカリフォルニアにやってきた-ミラー

米国の住宅市場は昨年の熱狂が冷め つつあるが、高級住宅は別のシナリオで動いている。高級住宅市場では 価格も販売件数も急増している。

ロサンゼルスでは1000万ドル(約11億7000万円)超の価格帯の物件 売買が2007年から約400%増えた。カリフォルニア州南部では200万ドル 以上の物件の販売件数が過去最高に増加。フロリダ州マイアミの高級住 宅販売は07年のほぼ2倍になっている。

買い手は株式相場上昇と景気回復の恩恵を受けている懐の温かい人 々だ。手元現金が豊富なため、タイトな住宅ローン環境の影響を受けな い。外国人も引き続き、米国の不動産市場を安全な逃避先と見て現金で 高級物件を買っている。

低金利も活況の一因。富裕層は総じて信用履歴が良好なため、環境 に関わらず住宅ローン利用が容易だからだ。

ニューヨークでも高級住宅の価格は最高を更新しているが、ウォー ル街のボーナスが07年の価格と販売件数を既に超高水準に押し上げてい たため、他の地域ほど目立った販売増にはなっていない。

景気がさらに回復し与信環境が改善するまでは、住宅市場の中で高 価格帯だけが並外れて好調な状況が続くだろう。

原題:The $10 Million Home Has Never Been Hotter: Jonathan J. Miller(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE