中国本土株に連動する米最大の上場 投資信託(ETF)は、基盤となる資産に対するプレミアムが過去最高 に達した。需要が前例のない水準に膨らみ、同ETFを手掛けるドイツ 銀行は新規資金の受け入れ制限を余儀なくされている。

運用資産6億4600万ドル(約760億円)の「ドイチェ・Xトラッカ ーズ・ハーベストCSI300チャイナA株ETF」は25日、1口当たり 純資産価値(NAV)を5.3%上回る水準で取引を終えた。香港と上海 の証券取引所による株式注文の相互取り次ぎ開始や中国の利上げが株高 を招く中で、今月トレーダーらは同ETFに1億5500万ドルを投じてい る。

同ETFのプレミアムは、ブルームバーグが集計する米国の ETF1451本の中で最大。中国人民銀行(中央銀行)は21日に利下げを 発表。投資家は同日、制限いっぱいまで同ETFを購入した。

ドイツ銀傘下のドイチェ・アセット・アンド・ウェルス・マネジメ ントは今月、同ETFが本土株購入枠の33億6000万元(約640億円)に 近づいているとし、今週から新たな制限措置を設けることを明らかにし ていた。

ムーディーズ・インベスターズ・サービスのアナリスト、スティー ブン・トゥ氏(ニューヨーク在勤)は「21日のプレミアムの一部は中国 市場での取引終了後に発表された利下げに伴うものだ。同ETFの本土 株買い付け能力を超えた大き過ぎる需要がある」と述べた。

原題:China ETF Demand Overwhelms Quota as Premium Rises to Record (2) (抜粋)

--取材協力:Meng Meng.

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