ユーロ圏の11月の景況感指数はエコ ノミスト予想に反して上昇した。景気促進とインフレ押し上げに向けた 欧州中央銀行(ECB)の措置が奏功し始めた兆候が示された。

欧州連合(EU)の欧州委員会が27日発表した11月のユーロ圏景況 感指数は100.8と、10月の100.7から上昇し、7月以来の高水準に達し た。ブルームバーグがまとめたエコノミスト28人の調査中央値で は100.3への低下が見込まれていた。

ECBは12月4日に定例政策委員会を開催するが、この際に最新の 経済見通しを公表する。ドラギ総裁はこれまで、インフレ率を「できる だけ迅速に」上昇させる必要があると表明しており、刺激策の一環とし て国債購入もあり得ると言明した。

ラボバンク・インターナショナル(ロンドン)で金利戦略部門の欧 州責任者を務めるリチャード・マクガイア氏は、ECBが予測を下方修 正したら「次回会合で追加措置を取る約束があり得る公算」を高めると 指摘。「これに量的緩和(QE)が含まれると判断するにはやや時期尚 早かもしれないが、QEについての示唆または国債購入が可能であるこ とを正式に認めるかのいずれかになるはずだ」と語った。

現在のECB予測では、インフレ率は今年が0.6%、来年 は1.1%、2016年は1.4%と見込まれている。経済協力開発機構( OECD)が今週明らかにした見通しよりも楽観的で、OECDは ECBにQE実施を促している。

欧州委の発表によると、製造業景況感指数はマイナス4.3と10月の マイナス5.1から改善。サービス業は前月から横ばいとなった一方、建 設業の景況感は悪化した。

原題:Euro-Area Confidence Unexpectedly Increases as ECB Mulls Action(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg、Catherine Bosley.

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