4月からフルタイムの仕事を探して いたワンダ・タッカーさんは今月初め、衣料小売りの米ギャップが展開 する「バナナ・リパブリック」のパート職に採用された。

5年間の陸軍予備役を経て就職活動を始めたタッカーさん(53)は 「面接を受けるだけだと思っていた。家にお金が入るのはありがたい」 と語った。

季節労働の市場は2007年12月からの1年半におよぶリセッション (景気後退)以来、最も活況を呈している。採用されるまでの面接回数 が減り、賃金がアップするケースもある。

米国際ショッピングセンター評議会(ICSC)の元調査担当幹部 で、経済予測会社ザ・リテール・エコノミストを創業したマイケル・ニ マイラ氏の推計によると、小売業界の季節雇用で今年採用される見込み の労働者は約82万1000人。1年前を11%上回り、集計を開始した1990年 以降で最高水準となる見通し。

ニマイラ氏によると、小売り大手のウォルマート・ストアーズやタ ーゲット、コールズ、JCペニー、アマゾン・ドット・コムの採用者数 は30万4000人と、昨年の28万3000人を上回る見通し。この数字には米ユ ナイテッド・パーセル・サービス(UPS)が一時雇用で採用するとし ている最大9万5000人や、ホリデーシーズンのパーティーで増加が見込 まれるケータリングは含まれていない。

全米小売業協会(NRF)のチーフエコノミスト、ジャック・クラ インヘンツ氏は「賃金の上昇圧力があるとは言わないが、需要に応じた 賃金の調整はある」とし、労働市場は「需給が幾分逼迫(ひっぱく)し ている」と述べた。同氏は最大80万人が採用されると予想している。

原題:Holiday Hires Breaking Records as Some Retailers Pay More: Jobs(抜粋)

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