26日の欧州債市場では、ドイツ10年 債の2年債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)が2008年以降で最小 となった。10年債入札で落札利回りが過去最低となったことを手掛かり に、既発10年債が買われた。

多くのユーロ参加国で国債利回りが最低を更新するこのところの環 境を利用し、ポルトガルは償還期限を延長する借り換えを行った。欧州 中央銀行(ECB)が資産購入の対象にソブリン債を含めるようになる との思惑でユーロ圏の国債は値上がりしてきたが、ECBは現行措置で 不十分な場合は実際に国債購入を検討するとコンスタンシオ副総裁がこ の日述べた。また、その購入は各国の経済規模に応じたECBへの出資 比率に基づくだろうとも語った。

ADMインベスター・サービシズ・インターナショナル(ロンド ン)のストラテジスト、マーク・オストワルト氏は「コンスタンシオ副 総裁の発言の重要な点はECBへの出資比率に基づくというところで、 これはつまりドイツ国債を大量に買うということだ」と指摘。ECBが 国債購入に向かう限り相場は支えられるが、「利回りが現在の水準で は、買い急ぐ投資家はほとんどいないだろう」とも語った。

ロンドン時間午後4時52分現在、ドイツ10年債利回りは前日からほ ぼ変わらずの0.74%。先月16日には過去最低となる0.715%まで下げ た。同国債(表面利率1%、2024年8月償還)価格はこの 日、102.465。

2年債とのスプレッドは78ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)。一時は77bpと、2008年10月以来の幅まで縮小した。

新発10年債の平均落札利回りは0.74%と、10月29日の前回入札時 の0.87%を下回った。

原題:Germany Borrows at Record Rate as Portugal Reaps Rally’s Rewards(抜粋)

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