ロンドン銀行間取引金利 (LIBOR)の操作に関わったとして英金融行動監視機構(FCA) からの制裁に直面しているトレーダーらが、これを免れる可能性が出て きた。FCAの調査が間に合わず、制裁を科す期限が過ぎてしまった と、事情に詳しい関係者3人が述べた。

民事制裁を科せるのは疑惑把握から3年以内との規則に基づく期限 切れを認め、FCAは少なくとも1件の制裁金処分を断念したと、関係 者の1人が匿名を条件に述べた。また関係者2人によれば、少なくとも あと2人のトレーダーが期限切れを理由にFCAに異議を申し立てる準 備をしている。

2012年以降、7社が金利操作問題でFCAに約5億3200万ポンド (約990億円)を支払っているが、FCAのマーティン・ウィートリー 最高経営責任者(CEO)は摘発に時間がかかり過ぎる問題を指摘して いた。

「これだけ時間をかけた調査の末に一部のケースでは何の結果も出 せないのはFCAにとって打撃だろう」と、法律事務所RPCのリチャ ード・バーガー弁護士は述べた。

FCAは今年、LIBOR操作をめぐり複数の個人に制裁を科すと 公言していた。事情に詳しい関係者は6月に、最大1000万ポンドの制裁 金の可能性もあると述べている。

調査に詳しい関係者によれば、元ドイツ銀行トレーダーのクリスチ ャン・ビッター氏とギヨーム・アドルフ氏、元ロイヤル・バンク・オ ブ・スコットランド・グループ(RBS)トレーダーのアンドルー・ハ ミルトン氏らがFCAから、想定される処分内容の通知を受けている。

原題:Traders Poised to Avoid Libor Fines as FCA Said to Miss Deadline(抜粋)

--取材協力:Gavin Finch、Jonathan Burgos.

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