タカタ製エアバッグ異常展開、リコール対象外の廃車処分で

タカタ製エアバッグ問題で、リコー ル対象でない車両を廃車処分の際、異常展開する事例があった。国土交 通省では速やかに原因を究明し、対応を検討する方針だ。

このエアバッグはタカタ製で、2003年に海外で製造されたインフレ ータ(膨張装置)を使用していた。国交省自動車局審査・リコール課の 佐橋真人氏は26日、記者団に対し、同型のエアバッグ搭載車両が現在も 使用されている可能性はあり、新たにリコールするべきか、今後の検討 材料として注視していると述べた。

今回の事例は、今月6日に岐阜県内で日本メーカー車を廃車処分す る際に発生した。国内の廃車処分では、廃棄物業者がエアバッグを展開 させることになっており、異常展開があればメーカーに報告する仕組 み。国交省によると、廃車時のエアバッグ展開処理数は年間200万個に 上り、うちタカタ製が約35万個。12-13年に処理したタカタ製の約70万 個のうち、6個にインフレータ破裂など異常展開があったが、いずれも リコール対象車だった。

タカタ広報担当の高井規久子氏は即座のコメントを控えた。

タカタ製エアバッグ問題を受けて、国交省は21日付で対策推進本部 を設置、関連情報を総合的に収集して分析するほか、必要な対策を機動 的かつ迅速に実施することにした。輸入業者を含む自動車10社には24日 付で、リコール実施率を向上させるなどの対応の強化を求めた。

タカタ製エアバッグをめぐっては、インフレータの不具合で展開時 に内圧が異常上昇し、容器が破損して飛び散る恐れがあり、自動車メー カーが相次ぎ搭載車両をリコールしていた。国交省によると、国内のリ コールは約254万台。その関連性が指摘される死者の事例が米国などで 報告されている。

--取材協力:堀江政嗣、Craig Trudell.

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