オバマ米大統領の対応に焦点移る-ミズーリ州警官不起訴で暴動

オバマ米大統領は24日夜、ミズーリ 州ファーガソンの住民に冷静な対応を呼びかけたが、聞き入られなかっ た。今後は白人警官が丸腰の黒人少年を射殺した事件をめぐる緊張を沈 静化するため、大統領に何ができるかに焦点が移る。

オバマ大統領は黒人指導者から同事件への関与を強めるよう圧力を 受けていることから、ファーガソン訪問の可能性を残している。大統領 は25日に訪問先のシカゴでファーガソンの状況に言及する見通しだと、 ホワイトハウスのエリック・シュルツ報道官が明らかにした。

司法省は現在、ファーガソンで2つの捜査を行っている。ダレン・ ウィルソン警官がマイケル・ブラウンさん(当時18)を射殺したことが 連邦公民権法違反に当たるかどうか、またファーガソン警察が常習的に 市民の権利を侵害していたかについて調べている。どちらの捜査も終了 には近づいていない。

射殺事件およびミズーリ州大陪審がウィルソン警察官を不起訴とし た後の暴動は、米国初の黒人大統領であるオバマ氏がこれまで対応に及 び腰だった人種的偏見に関わる問題だ。

ただ、これは今後は避けるのが難しい問題でもある。オバマ大統領 が国民に大陪審の判断を尊重するよう求め、デモ参加者や警察に自制を 呼び掛けても、ケーブルテレビのニュース局は画面の一角でファーガソ ンで煙が吹き出す映像を流しているからだ。

原題:Obama Confronts Race Politics in Weighing Ferguson Response (2)(抜粋)

--取材協力:Roger Runningen、Del Quentin Wilber、Angela Greiling Keane、Mike Dorning.

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