シェールブームでOPEC影響力低下、米石油会社は掘削継続

サウジアラビアなど石油輸出国機構 (OPEC)加盟国は今週総会を開き、原油価格下落への対応について 協議する予定だ。そんな中、米国は得るものは最大で失うものは最小限 という状況にある。

石油業界にとってOPECが大幅減産すれば、全般的に価格と利益 を押し上げ財務面で米国のエネルギー革新の追い風となる見込み。 OPECの対応がより控え目か、あるいは行動がない場合、エネルギー 会社への圧力は強まるものの、石油業界は北米の生産急増を背景に OPECの動きによる影響を受けにくくなっている。いずれにしても米 国の生産会社は既に今後どうするか分かっている。それは、掘削の継続 だ。

テキサス州の石油生産会社サンチェス・エナジーのトニー・サンチ ェス3世最高経営責任者(CEO)はインタビューで「石油業界は非常 に回復力に富み、最近では最も力強い。これまでの技術革新が実質的に 全てを支えている」と指摘する。

原油価格下落に直面した状況で米生産会社が強気な姿勢を取ってい ることは、価格が1バレル当たり最低40ドルでも採算が取れるシェール 層からの原油抽出技術の導入によって、長年に及ぶOPECの優位を覆 し、自信を得たことの表れだ。シェールブームにより、米石油業界の立 場はOPECが価格決定力を持ち始めた1970年代初め以降で最も強くな っている。

原題:Drill On Is U.S. Mantra as OPEC Power Wanes in the Face of Shale(抜粋)

--取材協力:David Wethe.

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