日本向け銅の割増金、来年は115ドルに引き下げ-世界最大手コデルコ

銅生産で世界最大手のチリ銅公社( コデルコ)は2015年の日本向け銅地金の割増金(プレミアム)を1トン 当たり115ドルにする方針を決めた。14年と比べて2.5%の引き下げとな る。複数の関係者が25日、ブルームバーグに対して明らかにした。

コデルコの担当者が今週来日し、日本の電線・伸銅品メーカーなど の顧客に今回決めた割増金の背景などを説明する。主な需要家である電 線や伸銅品メーカーが銅地金を購入する際には、国際指標となるロンド ン金属取引所(LME)の価格に割増金を上乗せするのが一般的。

コデルコは日本や中国、欧州など各地域の需給に応じて翌年の割増 金を決める。15年の欧州向け割増金は今年と変わらず同112ドル、中国 向けは今年と比べて3.6%引き下げた133ドルにすることを既に決めてい る。

日本向けのプレミアムについて、コデルコの広報担当者からはコメ ントを得られていない。17日時点で同社はプレミアムに関してはコメン トできないとしていた。

中国向けのスポット(随意契約)の割増金は足元では1トン当た り60ドル台。180ドル近くだった年初と比べて低迷している。これに対 して21日に中国・上海市内でブルームバーグとのインタビューに答えた コデルコの販売担当副社長、ロドリゴ・トロ氏は「プレミアムはスポッ ト市場を反映するものではなく、各地域の長期的な市場動向を反映す る」と述べた。

国内では足元の銅需要は堅調。日本伸銅協会が25日に発表した10月 の国内伸銅品生産(速報値)は前年同月比4.5%増の7万2780トン。単 月では3年4カ月ぶりの高水準となり、16カ月連続で前年同月を上回っ た。日本電線工業会によると10月の銅電線出荷量(同)も同1%増の6 万7000トンと6年ぶりの高水準だった。

【コデルコの地域別割増金の推移】
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             日本      中国     欧州
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2008年      102ドル    110ドル    115ドル
2009年       65ドル         75ドル        80ドル
2010年       75ドル         85ドル        80ドル
2011年    98ドル        115ドル    98ドル    
2012年       93ドル        110ドル        90ドル
2013年       85ドル         98ドル        85ドル
2014年      118ドル        138ドル    112ドル
2015年    115ドル        133ドル       112ドル
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(注:1トン当たり)
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