ヘッジファンド関係者の家族は高額な贈り物期待するな

ヘッジファンド運用担当者の配偶 者、子供たち、両親へ。今年のホリデーシーズンであなたの愛する人か らの贈り物が大したものでなくても許してあげて下さい。

投資家は運用を委託するだけで資産の2%を通常の手数料として徴 収されているが、ゴールドマン・サックス・グループの20日のリポート によると、S&P500種株価指数(配当を含む)の今年これまでのリタ ーンがプラス13%を上回っているのに対し、平均的なファンドはマイナ ス1%にすぎない。

今年のクリスマスの贈り物が靴下や防寒用の下着だけになるとは言 わないが、3万5000ドル(約410万円)もするカクテル作りの装置や30 万ドルのレースカー・セットのおもちゃを期待すべきではないだろう。

リポートによると、ヘッジファンドの株式に対する長期のエクスポ ージャーは10-12月(第4四半期)入りした時点で過去最高の54%に達 したが、ヘッジファンドが重点投資した銘柄の問題点が明らかになりつ つある。ヘッジファンドは一般消費財を扱う企業を引き続き選好し、組 み入れ比率はネットで21%と、ラッセル3000指数の比率を約8ポイント 上回っている。しかし、これらの企業グループの2014年の騰落率はプラ ス5%と、同指数を構成する9業種の中で下から2番目だ。

ヘッジファンドのエネルギー関連株の組み入れ比率は14%と、ラッ セル3000に比べて5ポイント余り高いが、パフォーマンスはマイナ ス1.7%と業種としては最下位だ。ヘッジファンドは逆にテクノロジー と公益事業、生活必需品のウエートが低いが、これらの業種は今年のパ フォーマンスがいずれも市場平均を上回っている。

小規模企業に投資

ヘッジファンドは小規模企業を選好していることも痛手だ。リポー トによると、典型的なファンドでは資産の35%が、ラッセル2000指数の 構成銘柄だが、同指数は今年1.3%の上昇にとどまっている。

もっとも、悪いニュースばかりではない。ゴールドマンがまとめた 人気の長期ポジションリストの追加資料によると、7-9月(第3四半 期)に追加された銘柄は10-12月に入って平均16%上昇した。これらの 銘柄には、ヤフーやユナイテッド・コンチネンタル・ホールディング ス、アリババ・グループ・ホールディング、ビザが含まれる。

ゴールドマンのリポートは株式ポジションが総額2兆ドルに達す る782のヘッジファンドが対象。2兆ドルの2%はそれでも400億ドルに 相当する。今年のプレゼントが靴下だけだったとしても、最低でも「ロ バートグラハム」の格子柄の靴下3足セット(85ドル)にはなるはず だ。

原題:Goldman Sachs Analysis Shows Hedge Funds Long and Not So Strong(抜粋)

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