米国株:S&P500種、最高値圏で変わらず-統計は強弱混在

更新日時

25日の米国株式市場ではS&P500 種株価指数がほぼ変わらず。前日は最高値を更新して終了した。朝方発 表された米実質国内総生産(GDP)改定値が速報値から上方修正され た一方で、消費者信頼感指数は低下した。

高級宝飾メーカー、ティファニーは上昇。S&P500種株価指数の 産業別10指数で選択的消費株は6日続伸し、最高値を更新した。エネル ギー株は下落。ニューヨーク原油先物は石油輸出国機構(OPEC)の 総会を控え、2010年9月以来の安値に下落した。

S&P500種株価指数は前日比0.1%下げて2067.03。ダウ工業株30 種平均は2.96ドル(0.1%未満)下げて17814.94ドルで終えた。

ウィリアムズ・キャピタル・グループ(ニューヨーク)のプリンシ パル兼株式トレーダー責任者、スティーブン・カール氏は「GDPなど 一部経済統計の内容は良好だが、どれほど持続的かどうかは不明だ」と 述べた。

GDP、消費者信頼感指数

米商務省が発表した7-9月(第3四半期)のGDP(季節調整済 み、年率)改定値は前期比3.9%増と、速報値の3.5%増から上方修正さ れた。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値 は3.3%増だった。

米民間調査機関のコンファレンス・ボードが発表した11月の消費者 信頼感指数は88.7と、前月の94.1から低下した。ブルームバーグがまと めたエコノミスト予想の中央値は96だった。

JPモルガン・プライベート・バンクのブローバル投資スペシャリ スト、エリック・ワイテナス氏は「投資家心理は恐らく楽観的だが慎重 でもある。その一因は株価が大きく上昇してきたことだ。歓迎できるの は消費セクターが強いことだ」と述べた。

S&P500種を構成する500社の株価収益率(PER、予想ベース) は17.2倍と、09年末以来の高水準となっている。前月は15.5倍だった。 ブルームバーグがまとめた予想によると、S&P500種企業の今年の増 益率は7.6%が見込まれている。

ブルームバーグがまとめたデータによると、S&P500種採用企業 のうち四半期決算を発表した企業の79%が市場予想を上回る利益を計上 し、60%が予想以上の売上高だった。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数( VIX)はこの日、2.9%低下して12.25だった。

ティファニー高い、アップルは下落

S&P500種産業別10指数のうち5指数が上昇した。選択的消費株 が0.2%と最大の上げ。エネルギー株は1.6%下落した。

ティファニーは2.5%上昇。アジア市場の8-10月期売上高は芳し くなかったものの、米州で予想を上回る売り上げとなったことが好感さ れた。

アップルは0.9%下落して取引を終了したものの、この日は一時 1%上昇し時価総額が7000億ドル台に乗せ、世界最大の記録を自ら塗り 替えた。

この日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月 限は前日比1.69ドル(2.2%)安の1バレル=74.09ドルで終了した。

原題:S&P 500 Little Changed Near Record on GDP, Consumer Confidence(抜粋)

--取材協力:Jonathan Morgan、Callie Bost.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE