中国中銀:周総裁の行動履歴、追加利下げ示唆-就任後の12年

中国人民銀行(中央銀行)の周小川 総裁は就任後の12年間、いったん行動を起こし始めたら、政策金利の変 更を1回で終わらせたことはない。

周総裁が現職に就いたのは米連邦準備制度理事会(FRB)議長が まだグリーンスパン氏だった2002年で、これまで2回ずつの利上げと利 下げのサイクルを主導し、貸出基準金利(1年物)を22回、預金基準金 利(同)20回変更してきた。単純に考えれば、直近の政策変更も1回限 りの利下げで済む可能性は低い。

周総裁はドラギ総裁率いる欧州中央銀行(ECB)や黒田東彦総裁 の日本銀行といった景気てこ入れを目指す中銀陣営に加わることで、中 国経済の見通しに対する懸念が深まっており、対象を絞った政策だけで は景気浮揚に不十分との認識があることを示唆。ブルームバーグが21 -24日に実施したエコノミストの調査では、来年半ばまでに一段の緩和 策が講じられるとの見方が示された。

AMPキャピタル・インベスターズの投資戦略責任者、シェーン・ オリバー氏(シドニー在勤)は「追加利下げが見込まれる」と指摘、中 国の利下げは「米国の量的緩和終了の分を日本と欧州、中国が引き受け ることで世界的な金融情勢は依然として緩和的であることを示してい る」と語った。

ブルームバーグ調査では、15年4-6月(第2四半期)時点で貸出 基準金利が5.35%、預金基準金利は2.5%と見込まれている(予想中央 値)。

オリバー氏は来年末までに貸出基準金利が4.5%に低下すると予 想。バークレイズの中国担当チーフエコノミスト、常健氏(香港在勤) とロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)の中 華圏担当チーフエコノミスト、ルイス・クイジス氏(香港在勤)は、来 年1-3月(第1四半期)に貸出基準金利が引き下げられると予想し た。

人民銀は21日、貸出基準金利を0.4ポイント引き下げ5.6%、預金基 準金利は0.25ポイント引き下げ2.75%にすると発表。22日から適用され た。

原題:Zhou’s PBOC Past Shows Multiple Moves as More Cuts Seen: Economy(抜粋)

--取材協力:Kevin Hamlin、Xiaoqing Pi.

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