バイトマン独連銀総裁:ECBの国債購入には法的に高い障壁

ユーロ圏での国債購入には法的に障 害がある上、域内経済を回復させる特効薬にもならないと、欧州中央銀 行(ECB)の政策委員会メンバー、バイトマン・ドイツ連邦銀行総裁 が断言した。

バイトマン総裁は24日マドリードで、欧州連合(EU)条約は中銀 による国家財政支援を禁じているとして、これが「法的ハードルを正当 な理由で高くしている」と言明。量的緩和に関する議論はユーロ圏にお ける「真の問題からわれわれの注意をそらせる」とも話し、国債購入へ の期待に水を差した。

ECBのドラギ総裁は先週、実施があり得る措置として国債購入を 明示的に挙げたほか、インフレ期待をできるだけ迅速に高めるためでき 得る限りのことをすると発言。ECBは12月4日に定例政策委員会を開 き金融政策を決定する。

独連銀のバイトマン総裁は「ソブリン債購入という特効薬があると いう認識があるようだ。いったん処方すれば低成長率を含む全ての問題 からユーロ圏を救ってくれると期待されている特効薬だ」と批判した。

同総裁のほかにも、ECBではコンスタンシオ副総裁やオランダ中 銀のクノット総裁、オーストリア中銀のノボトニー総裁が論調を強め、 国債購入に早急に踏み切ることへの反対をこのところ示唆。条件付き長 期リファイナンスオペ(TLTRO)に加え、カバード債や資産担保証 券(ABS)の購入など、最近開始した措置の効果をまず見極める必要 があるとの姿勢を示している。

原題:Weidmann Sees High Legal Hurdles for ECB Government-Bond Buying(抜粋)

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