ヘーゲル米国防長官が辞任、戦略めぐり政権幹部とあつれき

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ヘーゲル米国防長官が辞任する。就 任してから21カ月。戦略をめぐるホワイトハウスとのあつれきや国家安 全保障上の新たな課題などが背景にある。

オバマ米大統領はヘーゲル長官(68)について、アフガニスタン駐 留米軍の縮小や新たな脅威であるイスラム過激派組織「イスラム国」と の戦い、さらに厳しい国防費など、国防総省の過渡期に優れた統率力を 発揮したと評価した。

大統領によると、ヘーゲル長官が先月、政権の残り2年における自 身の役割について協議することを申し入れた。双方は「この過渡期に国 防総省を導いてきたヘーゲル長官が任務を終えるには適切な時期だ」と の見解で一致したという。

大統領側近やヘーゲル長官に近い複数の国防当局者は、政策に関す る立場の相違や国家の戦略の伝達方法に対するホワイトハウスの厳しい 統制をめぐり双方に不満があったと指摘している。

大統領の国家安全保障チームの幹部らは、シリアやイスラム国対策 に関する戦略をめぐってヘーゲル長官と衝突していた。ホワイトハウス の当局者によれば、ここ数カ月はヘーゲル長官と、ライス大統領補佐官 (国家安全保障担当)を含む政権幹部との間で緊張が高まっていた。

大統領は後任を指名しなかったが、カーター前国防副長官やフロノ イ元国防次官が候補となる可能性がある。民主党上院議員でウエストポ イントにある米陸軍士官学校卒業生のジャック・リード議員の名前も挙 がっているが、リード議員の報道官は24日、同議員は候補として検討さ れることを望んでいないとコメントした。

原題:Obama Defense Chief Hagel Resigns Amid White House Tension (1)(抜粋)

--取材協力:Peter Cook、John Walcott、Tony Capaccio、Kathleen Hunter.

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