ホンダ:米当局への死傷報告、11年間で1729件漏れ-内部調査

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ホンダは自動車の不具合に関係する 死傷事故を11年間で実際よりも1729件少なく米当局に報告していた。同 社の内部調査で分かった。これに伴い、ホンダは最大で3500万ドル (約41億4000万円)の支払いを求められる可能性がある。

ホンダは24日の発表資料で、「不注意によるデータ入力ミスやコン ピューターのプログラミングの誤り」の結果、2003年7月1日から14年 6月30日の間に死傷事故に関係する書面による申告・通知の報告が行わ れなかったと説明した。ホンダはコーディングのエラーを既に修正して おり、再発防止のために社員の再教育やスタッフの配置転換を行うと約 束した。

北米ホンダのリック・ショステック上級副社長は記者との電話会見 で、「当社が責任を果たしていなかったという厳しい現実が監査によっ て確認された」と述べた。

米運輸省道路交通安全局(NHTSA)のケビン・ビンセント主任 顧問は発表資料で、ホンダがエアバッグ関連の死傷事故を適切なタイミ ングで報告しなかった件の調査の一環として同社の報告書をNHTSA で調べる方針を表明。NHSTAがいつ判断を下すかはまだ予定が立っ ていないとし、「われわれの特別命令に対するホンダの回答を受け取っ た。現在進行中の調査の一環として、文書の検討を直ちに開始する」と 述べた。

ホンダによれば、1729件のうちタカタ製エアバッグのインフレータ ーの不具合に関係するのは8件だけであり、いずれもNHTSAが把握 しているという。

NHTSA元局長で現在は消費者安全性を唱えるジョアン・クレイ ブルック氏はホンダが「3500万ドルの支払いを求められるのは絶対確実 だ」とした上で、「ホンダがこのような行動をするとは非常にショック だ。ホンダは自らの評判を損なう危険を冒した」と指摘した。

原題:Honda’s Unreported Incidents to U.S. May Mean a Record Fine (2)(抜粋)

--取材協力:Ma Jie、Craig Trudell、Jeff Green.

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