スペイン10年債利回り、初の2%割れ-QEは不可避との観測

24日の欧州債市場ではスペイン10年 債利回りが初めて2%を割り込んだ。欧州中央銀行(ECB)が来週に もユーロ参加国の国債購入を決めるとの観測が広がっている。

フランスやイタリアなどの国債利回りも過去最低を付けた。クレデ ィ・スイス・グループは、ECBが12月4日の定例政策委員会で国債購 入を含む量的緩和(QE)の準備があると明確に発表するとの見方を示 した。ドラギECB総裁は今月21日、インフレ見通しが悪化すれば資産 購入の幅を広げることを辞さない姿勢を示した。

INGグループで先進国市場の債券戦略責任者を務めるパドライ ク・ガービー氏は「QEが織り込まれつつあるのは疑いようがない」と し、「中核国の国債利回りは20ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)程度低下する可能性がある。BBB格付けの周辺国債の場合 はこの倍となるかもしれない」と語った。

ロンドン時間午後4時11分現在、スペイン10年債利回りは前週末比 4bp低下の1.97%。一時は1.96%と、ブルームバーグが1993年にデー タ集計を開始して以来の最低となった。同国債(表面利率2.75%、2024 年10月償還)価格は0.37上げ106.94。

スペインにスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が付与する 格付けは、投機的水準を2段階上回る「BBB」。フィッチ・レーティ ングスは「BBB+」、ムーディーズ・インベスターズ・サービスは 「Baa2」をそれぞれ付与している。

フランス10年債利回りは一時、これまでの最低となる1.102%を付 けた。同年限のアイルランド国債利回りも1.464%と、過去最低を記 録。イタリア国債利回りは2.158%まで低下する場面があった。

一方、ドイツ10年債は3営業日ぶりに値下がり。Ifo経済研究所 がこの日発表した11月の独企業景況感指数が予想に反して前月から上 昇、7カ月ぶりの改善となったためで、利回りは1bp上昇の0.78%。 前週末までの2営業日で8bp低下していた。

原題:Spain’s Bond Yields Below 2% Show Market Concludes QE Inevitable(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE