欧州株:2カ月ぶり高値-ドラギ総裁発言と中国利下げで

21日の欧州株式相場は反発。指標の ストックス欧州600指数は2カ月ぶり高値を付けた。欧州中央銀行 (ECB)のドラギ総裁による早期インフレ押し上げへの強い決意表明 のほか、中国の利下げが買い材料。

ストックス欧州600指数は前日比2.1%高の345.24で終了。前日まで は2日続落していた。前週末比では2.9%の値上がり。ECBの追加刺 激観測があったところに中国の利下げ決定が発表され、この日は大幅上 昇となった。

サクソ・バンク(コペンハーゲン)のステーン・ヤコブセン最高投 資責任者(CIO)は電話インタビューで、「相場を突き動かした2つ の要因の一つ目は、インフレ率をできるだけ早く押し上げる必要がある とのドラギ総裁の発言で、量的緩和実施の可能性が高まった」と指摘。 「中国の中銀による利下げ決定は、中国も景気減速に対応している状況 を示している。これでこの金曜日は完全にリスクオンの日と見なされ た」と付け加えた。

ドラギ総裁はフランクフルトでの会議で、ユーロ圏のインフレ率を 迅速に高めなければならないとし、そのために資産購入の「幅を広げ る」ことを辞さない姿勢を示した。一方、中国人民銀行は2012年7月以 来の利下げに踏み切った。

この日の西欧市場では18カ国中17カ国で主要株価指数が上昇。スペ インのIBEX35指数は3.1%高と、2013年7月以来の大幅高。イタリ アのFTSE・MIB指数は3.9%上げ、ここ2年余りで最大の値上が り。ポルトガルのPSI20指数は2.5%、ドイツのDAX指数は2.6%そ れぞれ上昇した。

ストックス欧州600指数を構成する19の業種別指数では、商品株が 最も上げ、リオ・ティントが6.2%上昇。石油や天然ガス会社の値上がり も目立った。週間ベースの原油相場が9月以来で初の値上がりとなりそ うで、これが好感された。

原題:European Stocks Jump on Draghi Inflation Pledge, China Rate Cut(抜粋)

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