インターネットは誰のものか-世界に広がる中国の検閲の影響

今年6月の中国天安門事件25周年の 数日前のことだ。アムネスティ・インターナショナルの香港在勤の調査 員パトリック・プーン氏は自身のリンクトインのページに追悼の動画を 投稿した。投稿の内容は中国で禁止されているため、サイトからブロッ クされたというメッセージをすぐに受け取った。

プーンさんは「ショックを受けた」と話す。「外国のソーシャルメ ディア会社がそんなメッセージを顧客に送るとは予想もしなかった」と いう。

中国でインターネット人口が拡大し、国内の会社が世界的な大企業 になるのに伴い、中国当局は検閲や偽のツイッターのアカウントなどを 使った国内のネット対策を海外での世論形成のために利用している。

香港大学の「中国メディアプロジェクト」のエディターを務めるデ ービッド・バンダースキ氏は、中国は「これを世界的な闘いだと考えて いる」と指摘。「もはや国内の言論統制や国際的なイメージだけの問題 ではない」と述べた。

中国は何百もの偽のツイッターアカウントを開設し、香港での天安 門事件追悼のデモ行進への参加を思いとどまらせるようなうわさを流し た。中国のインターネット検閲を監視する「Greatfire.org」が明らか にした。

リンクトインの広報担当ロジャー・プア氏によると、プーン氏の投 稿以降、同社は方針を変更した。中国本土内で検閲の対象となっている コンテンツは、本土以外では見ることができる。リンクトインは2月に 中国語サイトを開設。中国ではフェイスブックやツイッターなど他の米 ソーシャルネットワーキングサイトにアクセスすることはできない。

原題:Whose Internet Is It Anyway? China Increasingly Wields Influence(抜粋)

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