鉄鉱石事業向け投資の黄金の時代は 終わった。それが世界最大の鉱山会社、オーストラリア・英系BHPビ リトンが下した判断だ。

BHPや競合する英豪系リオ・ティント・グループ、ブラジルのヴ ァーレによって世界市場に大量の鉄鉱石が供給されている。これらの企 業は計1200億ドル(約14兆1600億円)を投資し、豪州やブラジルなどの 鉱山の生産能力を増強した。

供給の増加に加え、世界最大の消費国である中国の需要が鈍化した ため鉄鉱石価格は約5年ぶりの安値に下落している。

BHPのアンドルー・マッケンジー最高経営責任者(CEO)は20 日、サウスオーストラリア州アデレードで開かれた株主総会で「当社に とって、鉄鉱石事業の大規模な増強の時代が終わったことは非常に明白 だ」と述べた。

同CEOによれば、BHPは依然として増産しているが、最後に鉄 鉱石事業増強向け投資を承認したのは2011年で、銅や石油に投資を移行 させている。

英HSBCホールディングスは10月に、海上輸送される世界の鉄鉱 石生産は今年、需要を1億トン上回り、昨年の過剰分1600万トンを超え ると予想。米シティグループは、中国で1トン当たり70ドル近辺で取引 されている鉄鉱石価格は来年、60ドルを下回る可能性があるとの見方を 示している。

原題:Iron Ore’s Massive Expansion Era Is Finished, Mining Giant Says(抜粋)

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