【個別銘柄】マーベラスやスカイマクが急騰、紙パも買われる

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きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

マーベラス(7844):前日比24%高の1376円。ウォルト・ディズニ ー・ジャパンとのライセンス契約に基づき、iPhone(アイフォー ン)やiPad(アイパッド)、アンドロイド端末向けアプリでディズ ニーキャラクターが多数登場する牧場シミュレーションゲーム「ディズ ニー マジックキャッスル ドリーム・アイランド」を12月に配信する、 と21日朝に発表。今後の人気化、収益貢献を見込む買いが膨らんだ。

スカイマーク(9204):50円(26%)高の245円とストップ高。日 本航空(9201)と提携交渉に入った、と日本経済新聞電子版が21日午後 に報道。スカイマクの一部の便を日航と共同運航、販売面でも協力する ことで搭乗率を改善する狙いといい、今後の経営立て直しを見込む買い が膨らんだ。この報道後に日航は、スカイマクから提携の要請を受けた のは事実とコメント。まずは旅客・貨物でコードシェアを検討する予定 とした。

パルプ・紙株:日本製紙(3863)が4%高の1759円、北越紀州製紙 (3865)が2.3%高の498円。野村証券は2015年に向けた業界見通しリポ ートで、直近の円安がコストアップにつながり、15年3月期営業利益は 各社とも期初計画に対し未達になりそうと予想する一方、印刷用紙で は15年春にも再値上げが行われる可能性が高いと指摘した。日本紙や北 越紀州紙など洋紙系は、今期末基準のPBRで既に0.4-0.6倍まで調整 し、今後在庫の適正化が進み、工場稼働率を高められれば、株価の再評 価につながる可能性も出てくるとみる。

橋梁株:OSJBホールディングス(5912)が9.8%高の257円、ピ ーエス三菱(1871)が3.6%高の486円。国土交通省は20日、首都高速道 路会社が申請していた1号羽田線など5区間の大規模改修事業を許可し た、と共同通信が同日夕に報道。2028年度に全区間の工事を完了する予 定といい、高架橋架け替え・補強の受注発生観測が広がった。

鉱業・石油株:国際石油開発帝石(1605)が2.2%高の1414.5円、 JXホールディングス(5020)が2.9%高の453.8円、コスモ石油 (5007)が3.1%高の168円。20日のニューヨーク原油先物が1.8%高の バレル当たり75.85ドルと4日ぶりに反発し、市況安持続による収益の 先行き不安が和らいだ。27日に石油輸出国機構(OPEC)総会を控 え、減産規模に注目が集まる中、アジア時間21日の時間外取引でも上昇 した。

住友林業(1911):2.9%安の1195円。三菱UFJモルガン・スタ ンレー証券は20日、投資判断を「中立」から「アンダーウエート」に下 げた。足元の株価上昇でサブセクター内の相対リターンが低位になると みるため。業績面では、国内住宅事業の低迷を海外事業で補い、国内10 月の受注高も13カ月ぶりにプラス転換したが、反動増の域を出ていない と指摘。同証による2015年3月期営業利益予想を会社計画と同じ310億 円から275億円、来期を330億円から300億円に減額した。

セガサミーホールディングス(6460):1.3%高の1675円。韓国の カジノ最大手、パラダイスグループと合弁で建設する韓国初の統合型リ ゾート「パラダイスシティ」の着工式がソウル郊外で行われた、と共同 通信が20日の取引終了後に報道。17年オープンの予定で、将来的な収益 貢献を見込む買いが入った。

川崎重工業(7012):2.3%高の498円。SMBC日興証券は20日、 投資判断を「2(中立)」から「1(アウトパフォーム)」、目標株価 を400円から600円に上げた。モーターサイクル事業に不透明感は残る が、円安基調が強まる中で為替の業績メリットは大きく、来期には車両 事業の受注残消化による増益も見込まれるとした。同証による15年3月 期営業利益予想を691億円から840億円(会社計画770億円)、来期は808 億円から1008億円に修正。

飯田グループホールディングス(3291):2.9%安の1292円。三菱 UFJモルガン・スタンレー証券は20日、投資判断を「買い」から「ホ ールド」に下げた。消費税増税後に主力顧客層の可処分所得が低下し、 需要減退による値引きの影響は15年3月期で一巡するとした半面、16年 3月期以降の需要回復を慎重にみている。同証による15年3月期営業利 益予想を769億円から会社計画と同じ474億円、来期を900億円から650億 円に減額。

ノーリツ(5943):1.7%安の1905円。三菱UFJモルガン・スタ ンレー証券は20日、投資判断を「中立」から「アンダーウエート」、目 標株価を1980円から1700円に下げた。サブセクター内の相対リターンが 低位になると判断、消費税増税後の反動減が続く国内の不振で減益だっ た第3四半期を踏まえ、同証による14年12月期営業利益予想を110億円 から会社計画と同じ75億円、来期を125億円から85億円に減額した。

第一精工(6640):15%高の2341円。みずほ証券は20日、投資判断 を「中立」から「買い」、目標株価を1900円から2700円に上げた。積極 投資の負担を円安効果で吸収するとし、同証による14年12月期営業利益 予想を22億円から24億円(会社計画20億円)、来期を32億円から40億円 に増額。中期的にも、スマートフォン用単極コネクター、自動車用コネ クターの拡大で業績回復が鮮明になるとみる。

エナリス(6079):7.4%安の580円。7日に設置した社内調査委員 会の検証の結果、与信管理など内部統制の運用状況に問題があり、13 年12月期に計上したテクノ・ラボ社との取引以外にも会計処理に疑義の ある取引が存在する可能性が判明した、と20日に発表。元名古屋高検検 事長で、金融庁長官も務めた日野正晴弁護士らで構成する第三者調査委 員会を設置、12月上旬をめどに調査報告がまとまる予定とした。企業統 治力を不安視する売りが膨らんだ。

沖縄電力(9511):2.1%安の3575円。三菱UFJモルガン・スタ ンレー証券は20日、投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に下 げた。吉の浦ガス火力発電所の稼働開始で発電コストが割安な石炭火力 の発電量が減少、燃料構成差が悪化していると指摘。同証による15年3 月期営業利益予想を85億円から81億円(会社計画75億円)、来期を90億 円から85億円に減額した。

カイオム・バイオサイエンス(4583):4.3%安の1371円。新株発 行などによる公募増資で最大約22億円を調達する、と20日に発表。1株 価値の希薄化を嫌気する売り圧力が高まった。調達資金は抗体医療領域 での技術獲得のための投資資金、研究開発費などに充当方針。

萩原電気(7467):6.2%高の1675円。27日付で上場市場が東証2 部、名証2部からそれぞれ1部市場に変更になると20日に発表。今後の TOPIX算入、知名度向上を見込む買いが入った。

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