米国株(21日):主要指数が最高値更新-中国利下げなど好感

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米株式相場は上昇。主要株価指数は 過去最高値を更新した。中国人民銀行による利下げや欧州中央銀行 (ECB)の追加刺激示唆で、世界経済に対する楽観が強まった。S& P500種株価指数は週間ベースで5週続伸となった。

S&P500種では資源株や工業株が高い。金融緩和で世界の成長が 押し上げられるとの観測が広がった。キャタピラーも買い進まれた。一 方でブルームバーグ米航空指数は3日続落となった。

S&P500種株価指数は前日比0.5%高の2063.50。今週は1.2%上げ た。ダウ工業株30種平均はこの日91.06ドル(0.5%)上げて17810.06ド ル。

ウェドブッシュ・セキュリティーズの株式トレーディング担当マネ ジングディレクター、マイケル・ジェームズ氏は「アジアは中国の利下 げ、欧州はドラギ総裁のコメントを手掛かりに力強さが見られた」と指 摘。「米企業には前向きな流れが広がっている。上げ潮の時はあらゆる 企業の業績が改善する」と述べた。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、域内の物価をできるだけ 速いペースで上昇させるため、必要な措置を講じる方針を表明。現行政 策が効果的でない場合は、ECBは「資産購入の規模とペース、構成を 必要に応じて変更することで中銀が介入する経路の幅をさらに広げる」 と述べた。

中国利下げ

中国人民銀行(中央銀行)は2012年7月以来の利下げに踏み切っ た。この動きにも反応し、世界的に株価は上昇した。中銀が21日ウェブ サイトで発表したところによると、1年物預金金利は0.25ポイントの引 き下げで2.75%となる。1年物貸出基準金利 は0.4ポイント引き下 げ5.6%。新金利は22日から適用される。

予想を上回る企業決算や経済指標を受けて、米経済には世界の成長 減速を乗り切れるだけの力強さがあるとの観測が強まり、S&P500種 とダウ平均は過去最高値に上昇してきた。S&P500種は10月に付けた 約半年ぶり安値から11%上昇している。

ブルームバーグのデータによれば、これまでに決算を発表したS& P500種の構成銘柄のうち、79%で利益、60%で売上高が予想を上回っ ている。

ボラティリティ低下

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 ( VIX)は5%低下し12.9。

S&P500種の業種別10指数は全て上昇。特に素材株やエネルギ ー、工業株の上げが目立った。

工業株指数は1%上げて過去最高値。キャタピラーは4.3%高、ジ ョイ・グローバルは2.5%上昇した。

ブルームバーグ米航空株は1.7%安。サウスウェスト航空は2.2%下 げた。

S&P500種の素材株指数は1.3%高。金や銅、亜鉛の値上がりが材 料視された。特殊金属のアリゲニー・テクノロジーズは5.8%高。フリ ーポート・マクモランは3.6%値上がりした。

原題:S&P 500 Climbs to Record as Europe, China Fuel Global Optimism(抜粋)

--取材協力:Inyoung Hwang.

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