中国人民銀行(中央銀行)は2012年 7月以来の利下げに踏み切った。中国の指導者らは景気てこ入れ策を強 化している。

中銀が21日ウェブサイトで発表したところによると、1年物預金金 利は0.25ポイントの引き下げで2.75%となる。1年物貸出基準金利 は0.4ポイント引き下げ5.6%。新金利は22日から適用される。

人民銀はこれまでのところ、対象を絞った金融緩和と市場への流動 性注入によって、成長支援を図ってきた。今年通年の成長率は1990年以 来の低水準となる見通し。

UBSの中国担当チーフエコノミスト、汪涛氏(香港在勤)は利下 げについて「全面的に正しい決定だ」とし、「成長とインフレの鈍化に 伴い実質金利はかなり上がっている。これは企業のキャッシュフローと バランスシートを傷め、不良債権を増やす恐れがある」と解説した。

中銀はこれまでに、流動性供給や特定の銀行に対する預金準備率引 き下げを実施してきた。新規株式公開(IPO)に絡む資金逼迫、短期 金利上昇を受けて21日も銀行システムに資金を供給したと関係者が述べ ている。中銀は今月6日に、新しい政策手段である中期貸出制度 (MLF)を通じ9、10両月に合わせて7695億元(約14兆8200億円)を 供給したことを確認していた。

人民銀は2013年7月に大半の金利を自由化したものの、銀行側にと って政策金利は住宅ローンを含めた融資金利の指針となっている。

原題:China’s PBOC Cuts Interest Rates for First Time Since 2012 (1)(抜粋)

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