米プライマリーディーラー、インフレ期待低下で当局に異論

米プライマリーディーラー(政府証 券公認ディーラー)は、インフレ期待を示す市場ベースの指標が低下し ている理由について連邦準備制度理事会(FRB)当局者と異なる意見 を示している。ニューヨーク連銀が20日公表したプライマリーディーラ ー調査結果で分かった。

ニューヨーク連銀が10月28、29日の連邦公開市場委員会 (FOMC)に先立ちプライマリーディーラー22社を対象に実施した同 調査では、ブレーク・イーブン・インフレ率の9月から10月前半の低下 の大部分は「原油価格の下落と世界景気減速やインフレをめぐる懸念の 高まり、FRBが金融緩和策を縮小し始めるとの見通し」が理由だとの 見方が示された。調査票は10月16日に配布され、回答は20日までに回収 された。

現在の5年後から5年間のインフレ期待を反映するブレーク・イー ブン・インフレ率(フォワードBEI)は9月2日の2.53%から10月15 日には2.37%に低下した。

プライマリーディーラーはこの低下のうち、インフレリスク・プレ ミアムの縮小による部分は半分未満だと答えた。

この結果とは対照的に、ニューヨーク連銀のダドリー総裁は今月13 日のアブダビでの講演で、ブレーク・イーブン・インフレ率の「低下の 大部分」が「インフレリスク・プレミアムの縮小を映したものだ」と述 べていた。

原題:Dealers Counter Fed Narrative on Falling Inflation Expectations(抜粋)

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