アジア・太平洋株式サマリー:上海指数が反発-印株総じて下落

アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港・中国株式市況】

中国株式市場では上海総合指数が6営業日ぶりに反発した。英 HSBCホールディングスとマークイット・エコノミクスが発表した11 月の中国製造業購買担当者指数(PMI)速報値は6カ月ぶりの低水準 となったものの、証券株が買われて全体を押し上げた。

中信証券(CITIC証券、600030 CH)は1.4%高。海通証券 (600837 CH)は1.8%高。李克強首相が主宰する国務院常務会議が19日 開かれ、新規株式公開(IPO)制度改革を加速する方針が示された。

中国最大の造船会社の傘下企業である広州広船国際(600685 CH) は3.9%安。港湾サービスを手掛ける上海国際港務(600018 CH) は2.7%下げた。

上海総合指数は前日比0.1%高の2452.66。CSI300指数はほぼ変 わらずで終了した。香港市場ではハンセン中国企業株(H株)指数がほ ぼ変わらず、ハンセン指数が0.1%安で引けた。

浙商証券の王偉俊ストラテジスト(上海在勤)は「経済のファンダ メンタルズ(基礎的諸条件)に投資家があらためて目を向けつつある」 と指摘。「景気が減速する中で近い将来、相場のきっかけとなる材料は 見当たらないだろう。IPO改革を加速すれば株式を公開する企業が増 え、証券会社の収入は上積みされる」と述べた。

【インド株式市況】

インド株式相場は総じて下落。通貨ルピーの値下がりを受け、イン ド準備銀行(中央銀行)が利下げ実施を差し控えるとの懸念が広がっ た。

インド最大の発電機メーカー、バーラト重電機が続落。産銅会社セ サ・スターライトが大きく下げたほか、タタ・スチールも続落。一方、 国内最大の銀行、インドステイト銀行は4年ぶり高値を付けた。インフ ォシスが上場来高値を付けるなどソフトウエア輸出株も値上がりした。

ムンバイ市場ではS&P・BSE100指数の構成銘柄の騰落比率は 4対6。前日比では0.2%高で終了。指標のS&Pセンセックス指数 は0.1%高の28067.56で引けた。インド中銀が12月2日の政策決定会合 で利下げに踏み切るとの見方から、同指数は先週まで4週続伸してい た。

ルピーが9カ月ぶり安値を付けたため、輸入物価が上昇するとの懸 念が強まった。インドは石油の8割を輸入に頼っている。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比52.60ポイント(1%)安 の5316.24。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比8.83ポイント(0.5%)安の1958.04。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比115.63ポイント(1.3%)高の9078.87。

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