ゴールドマン、バンカー解雇-NY連銀の機密文書持ち込み問題

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米ゴールドマン・サックス・グルー プはバンカー2人を解雇した。そのうち1人はニューヨーク連銀の機密 文書を同社に持ち込んだとされている。

ブルームバーグ・ニュースが入手した社内文書によると、このバン カーは7月にニューヨーク連銀から移りゴールドマンに入社したが、9 月下旬に情報漏えいが発覚し、その1週間後に解雇された。この問題に ついて報告を怠った別の従業員1人も解雇されたという。2人の名前は 明らかにされていない。広報担当のジェーク・シーワート氏は文書の内 容を確認した。社内文書が配布されたのは、米紙ニューヨーク・タイム ズの19日の報道がきっかけだった。

ゴールドマンは同文書で「機密情報の不適切な扱いはいかなる場合 も容認しない」と強調し、「政府機関出身者の採用をめぐる方針を見直 している」と付け加えた。

事情に詳しい関係者が匿名を条件に述べたところによれば、問題の バンカーはロヒット・バンサル氏で、同氏は連銀職員のジェーソン・グ ロース氏から受け取った機密情報を含む電子メールを、9月26日に自分 のチームのメンバーに転送した。それより前に上役のバンカーのジョゼ フ・ジャンピエトロ氏がバンサル氏から不適切な情報を受け取っていた ことも、調査で示唆されたという。。

関係者2人によると、ニューヨーク連銀はバンサル氏に情報を漏ら したことを理由にグロース氏を解雇した。

ニューヨーク連銀は、機密情報保護規定に違反する職員を容認しな いとの声明を出した。「機密情報の管理と保護については、細かい規則 を設けている」が、「それでも完全に防ぐことはできないことも分かっ ている。経験から学習していく決意だ」と連銀はコメントした。

ゴールドマンの文書によると、若手バンカーが投資銀行内の金融機 関グループに所属する上位メンバーに文書を送り、このメンバーが直ち にコンプライアンス(法令順守)部門に報告したことから問題が発覚し た。NYタイムズの報道によると、文書にはゴールドマンの顧客であり ニューヨーク連銀の監督下にある中規模の銀行の記録が含まれていた。

ゴールドマンの法務顧問はニューヨーク連銀の弁護士に問題を伝 え、他の規制当局にも数日内に連絡したという。

原題:Goldman Fires Bankers After Getting Confidential Fed Info (3)(抜粋)

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