ごっつあんです、大相撲の懸賞金が過去最高へ-広告意欲旺盛

今年の大相撲の懸賞金が過去最高に なる勢いを示している。1500年超の歴史を誇り、国技といわれる伝統文 化の土俵上で企業の広告意欲は旺盛だ。

日本相撲協会によると、今年の懸賞金額は昨年1年間を既に超え、 リーマンショック前の2007年に記録した3億5350万円を約22%上回る見 通し。

三井住友アセットマネジメントの宅森昭吉チーフエコノミストは、 「懸賞金は広告費の売り上げの一つのデータで、企業の収益がいいこと の表れだ」と分析した。

国内総生産(GDP)は2期連続でマイナス成長となったが、今期 (15年3月期)の企業収益は過去最高になる見通し。

懸賞旗は1日1本以上、15日からなる1場所で15本以上から申し込 める。1本につき6万2000円。取り組み前に、呼び出しが企業名などの 入った旗を観客に示しながら土俵を一周する。

新たなスポンサー

この2場所の懸賞上位企業には化粧品のディーエイチシー (DHC)、自動車販売の福岡トヨタ自動車、霧島酒造などの新顔も目 立つ。相撲協会によると、企業は地方でも懸賞旗を出すことに積極的で 東京と大阪、福岡など地方場所の差が縮まっている。

電通の子会社カラットによると、今年の国内の広告費は前年比2% 増の見通し。13年は1.4%増、12年は3.2%増。電通シニア・マネージャ ー、河南周作氏は「今後も巡航速度の市場環境が続いていくのではない か」と予想した。

現在開かれている福岡場所は23日に千秋楽を迎えるが、32度目の優 勝を目指す横綱白鵬と横綱鶴竜が賜杯争いを演じている。

--取材協力:上野英治郎.

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