バンカーの胸中、仕事が絡むとなかなか正直になれない-調査

バンカーたちは、金融業界の仕事に ついて考える状況に置かれている時、物事をごまかす可能性が高いこと が、科学誌ネイチャーに19日掲載された調査結果で明らかになった。

調査では、ある匿名の国際展開する大手銀行の従業員128人が対象 とされた。これらの人々は無作為に2つのグループに分けられた。一方 のグループは個人生活に関する調査に回答し、他方は銀行業界での仕事 についての質問に答えた。

その後、調査対象者はそれぞれコインを10回投げるように言われ、 その結果を報告した。コイン投げの結果を正確に予測できたと調査員に 報告したら、正確に予測できた分につき20ドル(約2400円)ずつ受け取 ることができた。

個人生活について質問された人々はコイン投げの結果を予測できた 割合が51.6%で、これは、回答者らが正直に行動したことを示唆してい る可能性がある。一方、銀行業界の仕事について話すよう依頼された人 々が予測が当たったと報告した割合は58.2%と、予想確率を上回った。

この結果は他の業界には当てはまらなかった。実験は、製造や通 信、情報技術などの業界で勤務する従業員133人に対しても実施された が、不誠実な行動は見られなかった。

チューリヒ大学のミシェル・マレシャル助教(経済学)は記者団と の電話会議で、調査報告の執筆者らはこのデータについて、銀行員は 「基本的には正直だが、職場の文化規範が彼らを不誠実にしてしまう」 と解釈していると説明した。

原題:Bankers in Study Find Honesty Elusive With Jobs on Mind (1)(抜粋)

--取材協力:Michelle Fay Cortez.

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