ゴールドマンとモルガンSの商品事業、全盛期過ぎる-議会報告

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ゴールドマン・サックス・グループ とモルガン・スタンレーの商品関連事業に関する米議会の調査は、収入 がピーク期の3の1に落ち込んでいる同事業には新たな重圧だ。

上院常設調査小委員会が19日公表した調査報告書によると、ゴール ドマンが2012年に商品部門と商品事業への投資で計上した収入は10億ド ル(現在の為替レートで約1181億円)と、09年の34億ドルから減少。モ ルガン・スタンレーの商品関連収入は08年の30億ドルから12年は9 億1200万ドルに落ち込んだ。

カール・レビン上院議員率いる同小委は、議会と連邦準備制度理事 会(FRB)の監視の一環として銀行の現物商品事業を2年かけて調べ た。同報告書はウォール街の主要銀行がこうした部門を利用して市場で 利益を上げる一方、壊滅的なリスクへの備えを怠っていると指摘した。

今回の調査では、金融機関が通常、投資家向けの情報開示で個別に 報告しない事業を理解する手掛かりが得られた。ゴールドマンとモルガ ン・スタンレーは商品トレーディング事業の業績をより幅広い債券・通 貨・商品事業の収入に含めているためだ。商品関連収入の数字には現物 商品と金融商品のトレーディング収入や一部投資収入が含まれる。

報告書によると、ゴールドマンは11年の取締役会へのプレゼンテー ションで、商品事業の過去5年間の税引き前利益が100億ドル超とな り、利益率は約60%だったと説明した。同行はその中で、利益率が競争 激化で縮小していることに言及していた。

同報告書には、14年の数値や調査対象だったJPモルガン・チェー スの商品事業収入は盛り込んでいない。JPモルガンの現物商品事業の 「総額」は13年末時点で約102億ドルと、前年の162億ドルから減少した としている。

モルガン・スタンレーの原油トレーディング事業の12年の収入は6 億7600万ドルと、08年の約半分だった。天然ガス・電力部門の12年の収 入は3億1400万ドルとなり、08年の9億2100万ドルから減少した。

原題:Goldman, Morgan Stanley Commodities Heyday Gone as Units Faulted(抜粋)

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