ゴールドマン:「低リターンの世界」予想-株式が最も有望

世界の金融市場は株式から債券に至 るまで今後数年の「絶対リターンが低くなることを織り込んで」おり、 日本株をはじめとする株式が最大の上げとなる見通しだ。ゴールドマ ン・サックス・グループがこのように指摘した。

TOPIXは2015年末までに18%上昇し、S&P500種株価指数は 約3%上げる見通しだと、ドミニク・ウィルソン氏率いるアナリストが 指摘した。世界で景気回復が広がる中、米国や日本、ドイツなどの国債 利回りは上昇が見込まれる一方で、原油や金などの商品相場は最近の下 落後、低い水準にとどまる見通しだという。

アナリストらは今回の予想について、米国の景気回復が14年と同様 のペースで続く一方で、欧州と日本の成長はエネルギーコスト低下や 「幾分かの融資条件の緩和」の恩恵を受けるとの見通しに基づいている と説明した。

ウィルソン氏率いるアナリストは19日のリポートで、「ユーロ圏に 実際に下振れリスクがあると考えているものの、市場が今後数カ月の米 国の成長見通しを適切に反映しているとは確信していない」と指摘。 「さまざまな中核的な資産の予想実質リターンを比較すると、株式益利 回りは依然として国債との比較でより魅力的だ」と分析した。

ゴールドマンは「低リターンの世界に生きる」という題名の章で、 「われわれの相場見通しは全体的にかなり穏やかだ」とした上で、「た だ特筆すべきは、水面下で多くの資産価格が今後数年の絶対リターンが 低くなることを織り込んでいることだ」と指摘した。

原題:Goldman Sachs Sees ‘Low Return World’ in 2015 With Stocks Rising(抜粋)

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