中国アリババが初の起債、80億ドル調達-プレミアム縮小

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中国の電子商取引会社アリババ・グ ループ・ホールディングは20日に初の起債を実施した。起債総額は80億 ドル(約9400億円)。投資家から少なくとも570億ドルの注文を受けた ことから、プレミアム(米国債に対する上乗せ利回り)は当初提示した 水準から引き下げられた。

INGインベストメント・マネジメントのグローバル投資適格債フ ァンドの運用者ドリアン・ギャレー氏は電話インタビューで「中国企業 には付き物のプレミアムがアリババのケースでは見当たらない」と指 摘。「新規発行の譲歩は存在しないようだ」と付け加えた。

世界の社債発行額は今年既に3兆8000億ドルに上っており、アリバ バの起債を追い風に年間で初めて4兆ドルを突破しそうだ。

アリババのドル建て債発行はアジア企業としては過去最大級。関係 者の1人が匿名を条件に語ったところによると、引受業者は長期債のプ レミアムを最大0.27ポイント引き下げたという。

ブルームバーグの集計データによると、アリババの起債の内訳は、 5年債と10年債が22億5000万ドルずつ。5年債(表面利率2.5%)は同 年限の米国債に対する利回り上乗せ幅が95ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)。10年債(表面利率3.6%)のプレミアムは128bp。

野村ホールディングのクレジット調査アナリスト、アンソニー・レ オン氏の今週のリポートによれば、中国企業の社債は通常、米企業の社 債よりも利回りが20-50bp高いという。

アリババはまた、7年債(表面利率3.125%)を15億ドル、3年債 (同1.625%)を10億ドル、20年債(同4.5%)を7億ドル、3年物変動 利付債を3億ドル起債した。事情に詳しい関係者が匿名を条件に語った ところによると、アリババは5年物変動利付債を今回の起債に含める計 画を断念した。

原題:Alibaba Sells $8 Billion of Bonds at Lower Premium in Debut Sale(抜粋)

--取材協力:Christopher Langner、Tanya Angerer.

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