中国:11月HSBC製造業PMI、予想下回る-半年ぶり低水準

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中国の11月の製造業活動を測る民間 指標は、6カ月ぶりの低水準となった。景気減速を食い止めるため、よ り規模の大きい刺激策が必要との見方を裏付けた。

英HSBCホールディングスとマークイット・エコノミクスが20日 発表した11月の中国製造業購買担当者指数(PMI)速報値は50.0。ブ ルームバーグ・ニュースがまとめた市場予想中央値の50.2を下回っ た。10月改定値は50.4だった。同指数は50が製造業活動の拡大と縮小の 境目。

中国では1-10月の都市部固定資産投資の伸びが2001年以来の低水 準となったほか、10月の与信の増加ペースも鈍化した。この日の製造業 PMIを含む一連の統計は、当局が実施している対象を絞った金融緩和 措置が景気押し上げにつながっていないことを示唆。一段の政策支援策 が講じられるとの見通しが強まった。

野村ホールディングスの中国担当エコノミスト、花長春氏(香港在 勤)は「的を絞った緩和策の効果が薄れているのは明らかだ。中国人民 銀行(中央銀行)が市中銀行の預金準備率を引き下げるべきであること は間違いない」と述べた。同氏は人民銀が年末までに預金準備率を0.5 ポイント引き下げ、15年にさらに4回引き下げるとの見通しを据え置い た。

11月のHSBC製造業PMI速報値では生産指数が49.5に低下し、 7カ月ぶりの低水準を記録した。

下振れ圧力

クレディ・アグリコルCIBのシニアエコノミスト、ダリウス・コ ワルツィク氏(香港在勤)はPMIについて、「中国経済に下振れ圧力 がかかっていることを裏付けた」と指摘。「景気刺激のために人民銀に 一段の措置を講じるよう求める圧力が増し、人民元に下落圧力がかか る」との見方を示した。

HSBCの中国担当チーフエコノミスト、屈宏斌氏(香港在勤)は 発表資料で「不動産市場と輸出の面で向こう数カ月、不透明感が続くだ ろう」と予想。「経済成長は依然大幅な下押し圧力に直面し、追加的な 金融・財政緩和措置が講じられるべきだと考えている」とコメントし た。

原題:China Factory Gauge at 6-Month Low Bolsters Easing Case: Economy(抜粋)

--取材協力:Kevin Hamlin、Jun Luo.

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