ユーロ圏:製造業・サービス業活動鈍化、信頼感悪化-減速恐れ

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ユーロ圏で経済活動が再び縮小する リスクが高まっている。

英マークイット・エコノミクスが20日発表した11月のユーロ圏の製 造業とサービス業を合わせた総合購買担当者指数(PMI)速報値 は51.4と、前月の52.1から低下。1年4カ月ぶり低水準となった。ブル ームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査中央値では52.3への 上昇が見込まれていた。指数は50が活動拡大・縮小の分かれ目。ドイツ の総合PMIも低下した。

欧州中央銀行(ECB)による異例の刺激策が向こう数カ月に効き 始めると期待される一方、ドイツとフランスの景気の弱さやウクライナ をめぐる緊張の高まりがユーロ圏の成長回復を脅かしている。7-9月 (第3四半期)の域内総生産(GDP)は前期比0.2%増だった。

マークイットのチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は 「域内経済が下降局面に戻るリスクが高まった」とし、「調査のトレン ド悪化を受けてECBには、既に打ち出した措置の効果を見極めること なく景気刺激のため追加策を講じるよう迫る圧力が高まるだろう」と語 った。

ECBは金融刺激策の一環として資産担保証券(ABS)の購入を 週内に開始する。ドラギ総裁は今月、見通しが悪化した場合に実行する 追加措置を準備するよう関連委員会に指示したことを明らかにした。

この日の発表によれば、ユーロ圏の製造業PMIは50.4と、10月 の50.6から低下。11月のサービス業PMIは51.3で、これも前月の52.3 を下回った。ドイツの総合PMIは同国の製造業とサービス業活動の拡 大ペースが11月に1年4カ月で最も緩慢だった状況を示した。

欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会が同日発表し た11月のユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)はマイナス11.6と、前月 のマイナス11.1から低下。ブルームバーグがまとめたエコノミスト22人 の調査中央値ではマイナス10.7への改善が見込まれていた。

原題:Euro-Area Growth at Risk as Factories, Services Weaken: Economy(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg、Harumi Ichikura、Ainhoa Goyeneche.

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