米主要銀は商品事業で不当な優位に-上院常設調査小委が報告

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カール・レビン米上院議員が委員長 を務める上院常設調査小委員会は19日、ウォール街の主要銀行が金属倉 庫や石油タンカーの所有、他の商品関連事業を利用してトレーディング で不当な優位に立ち、市場で支配的な地位を占めていたとの報告書を公 表した。

400ページにわたる報告書はゴールドマン・サックス・グループと モルガン・スタンレー、JPモルガン・チェースを焦点としたもので、 これらの金融機関が銀行業と商品関連業務を厳格に分けていた一線を崩 し、消費者や金融システムに不利益となっていると指摘。こうした活動 は市場を動かし得る非公開情報を銀行に与えるとともに、産業事故があ った場合、公的資金による銀行救済につながる可能性を高めると分析し た。

レビン議員は19日にワシントンで記者団に対し、「米経済に不可欠 な商品の価格に対する影響力をウォール街の主要銀行に与えてしまうこ とは断じて認められない」と言明。同小委スタッフの調査を通じ「こう した活動によって主要銀行が壊滅的リスクにさらされている十分な証拠 が見つかったが、リスクはあまり理解されていない」と付け加えた。

銀行の商品事業への関与をめぐる議論を受け、連邦準備制度理事会 (FRB)が規制の見直しに動き、ウォール街の一部金融機関は資産売 却に取り組んでいる。今回の報告書には、ゴールドマンとのアルミニウ ム取引を行った顧客の詳細が含まれており、市場を動かす情報がトレー ダーに伝えられる可能性があるかどうか従業員が疑問視していたことも 明らかになった。

調査結果は20日から2日間の日程で行われる同小委公聴会の目玉と なる。

原題:Banks Gained Unfair Advantage From Commodity Units, Senator Says(抜粋)

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