欧州債:総じて下落、ECBクノット氏が量的緩和に懐疑的発言

19日の欧州債市場ではユーロ参加国 の国債が総じて下落した。欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバ ー、クノット・オランダ中銀総裁が量的緩和の効果に懐疑的な発言をし たため、実施は困難との見方が浮上した。

ドイツ10年債利回りは1カ月ぶりの大幅上昇。クノット総裁は18日 にオランダ議会で発言し、ユーロ圏にデフレリスクはないとの認識も示 した。ドラギECB総裁はこの前日、緩和拡大策に国債購入が含まれる 可能性を明言していた。ドイツ2年債利回りはこの日、約2カ月ぶりの 高水準に達した。オランダとフランスの国債も値下がり。

クレディ・アグリコルCIBの債券ストラテジスト、オーランド・ グリーン氏(ロンドン在勤)は「国債を購入するQEという究極の選択 を考えねばならない段階にあるとは思わない」とし、「実施があり得る 措置をECBがちらつかせ続けることは明らかだ。目先の相場を支える にはそれで十分だろう」と語った。

ロンドン時間午後4時24分現在、ドイツ10年債利回りは前日比5ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げ0.84%と、先月16日以来 の大幅上昇となった。同国債(表面利率1%、2024年8月償還)価格 は0.43下げ101.465。

スペイン10年債利回りは1bp上昇し2.13%、同年限のポルトガル 国債利回りも1bp上げ3.15%。イタリア債利回りはほぼ変わらず の2.33%。

オランダ10年債利回りは4bp上昇し0.99%、フランス10年債利回 りも4bp上げて1.19%。

原題:Euro-Area Bonds Decline as ECB Member Questions Sovereign QE(抜粋)

--取材協力:Corina Ruhe.

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