エコノミーでも和牛ビーフ、航空各社が食事を再考

航空機のエコノミークラスで長距離 を旅する乗客はこれまで、ゆで過ぎたパスタや固くなったパンで我慢さ せられてきたが、これらにはさよならだ。航空各社はファーストとビジ ネスクラス以外にも少し気を使い、ちょっとぜいたくな食事を供するこ とにした。

カンタス航空は海外便で、和牛の蒸し煮ポレンタ添えとチョコレー トムースなどを、機内食のトレーに乗せずに1品ずつ配ることにした。 エールフランス・KLMグループは一部の航路でエコノミー客にしゃれ たアラカルトの料理を出す。ブリティシュ・エアウェイズはフィッシ ュ・アンド・チップスと太めのフライドポテトで伝統的な英国料理を体 験させてくれる。

航空業界はエコノミーよりもビジネスやファーストクラスのサービ スに力を入れて競い合ってきたが、ソーシャルメディアで旅客の不満が 瞬時に世界に広がるこの時代、エコノミーのまずい食事は航空会社の評 判を失わせる落とし穴になりかねない。

ヴァージン・アトランティック航空の創業者リチャード・ブランソ ン氏は旅客から「料理の点で地獄の旅」と苦情の手紙を受け取り、電話 をかけて謝罪したことがある。「鳥の消化器官を通過済み」のように見 えるマッシュポテトが出されたという。

カンタスの新メニューは今月25日から提供される。

原題:Wagyu Beef in Coach Gives Budget Travelers Upgrade: Globetrotter(抜粋)

--取材協力:松田潔社、Kari Lundgren.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE