損保3社:4-9月期純利益17%増、通期は過去最高益も-保険料上げ

東京海上ホールディングスなど大手 損保3グループの4-9月期連結純利益は合計で前年同期比17%増 の2680億円となった。自動車保険料の引き上げなどで増収になったほ か、円安や株高などの影響で資産運用面も好調だった。今期(2015年3 月期)純利益予想は全社が上方修正し、従来の計3630億円から4350億円 に増額した。

各社が19日、東証で開示した。4-9期純利益は東京海上HDが前 年同期比56%増の1429億円、MS&ADインシュアランスグループホー ルディングスが同0.1%増の1097億円と、それぞれ中間期で過去最高益 を更新。損保ジャパン日本興亜ホールディングスは9月に傘下損保2社 が合併し、その関連費用を計上したため47%減の154億円となった。

今期純利益は3社とも上方修正し過去最高益を見込んでいる。東京 海上HDが従来予想の2300億円から2700億円、MS&ADも同1000億円 から1200億円に、損保JPNKは同330億円から450億円にそれぞれ上方 修正した。

上方修正の理由について、東京海上HDの藤田裕一常務は「資産運 用面での増益や海外保険子会社の足元の実績や円安状況を織り込んだ」 と述べた。損保JPNKの辻伸治副社長は「中間期の実績や直近の為替 相場を鑑み、資産運用収益が当初予想を上回る見込み」と説明した。

また、東京海上HDは1株当たりの年間配当も従来予想の75円か ら80円に上方修正したほか、500億円を上限に自己株式を取得すると発 表した。MS&ADも100億円を上限に自己株式を取得する。

4-9月期の正味収入保険料は3社とも全種目で増収となり、東京 海上HDは同7.2%増、MS&ADは同4.2%増だった。損保JPNKは 海外での連結子会社の増加もあり同11.2%増となった。MS&ADの田 中敏彦専務は「損保事業は国内外とも業績は好調に推移し、国内は自動 車を中心に増収。海外もアジアを中心に全地域で大幅増収を果たした」 と述べた。

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          中間期          中間期          今期予想
        純利益 (%)   正味収入保険料 (%)     純利益 (%)
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MSAD    1097  (0.1)      14855 ( 4.2)         1200 (28.4)
東京海上    1429(56.3)      15177 ( 7.2)         2700 (46.6)
損保JP    154 (-47.1)      12445 (11.2)      450  (1.9)
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注)単位:億円
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