米当局、タカタ製の運転席用エアバッグの全国リコール指示

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米運輸省道路交通安全局 (NHTSA)は、不具合が指摘されるタカタ製エアバッグを運転席に 搭載する車両について、全米規模のリコール(無料の回収・修理)を指 示した。現時点のリコールは高湿度の地域に限定されている。

NHTSAは18日、タカタと自動車メーカー10社に対し、不具合の 生じる可能性があるエアバッグを搭載する全車両の修理を求めた。湿度 の高い地域以外で最近起きた事故を検討して判断を下したとNHTSA は説明した。

これまでに地域リコールの対象となったタカタ製エアバック搭載車 両は約800万台。NHTSAはタカタと自動車メーカーが全米規模のリ コールに早急に応じない場合、法的強制力の行使も辞さないとしてい る。

元NHTSA局長で現在は消費者保護を唱えるジョアン・クレイブ ルック氏は「ついに当局は全国リコールによる消費者保護へと動いた」 とした上で、「地域を限定したリコールは不適切でばかげている。車は 移動するもので、別の地域へも行く」と指摘。ただ設計に欠陥があった かどうかや、ほかに問題のある設計が存在するかはまだ不明だと述べ た。

フォックス運輸長官は発表資料で、「全米でのリコールを今回求め たことは、車に乗る人の生命を守り、メーカーに責任を持たせるために データと証拠を常に監視するNHTSAの姿勢をあらためて示すもの だ」と言明した。

タカタの品質本部長(生産本部シニア・バイスプレジデント)の清 水博氏は20日の米上院商業科学運輸委員会の公聴会で証言する。ホンダ とクライスラー・グループの幹部も証言する予定。

原題:U.S. Demands Nationwide Recall of Faulty Takata Air Bags (1)(抜粋)

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