米国株:上昇、主要指数は過去最高値を更新-ヘルスケア高い

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米株式相場は上昇。ヘルスケア関連 や資源株が買い進まれ、主要株価指数は過去最高値を更新した。米経済 には世界的な景気減速を乗り切る力強さがあるとの観測が広がった。

ヘルスケア関連では医療機器のメドトロニックと医薬品のアクタビ スがの上げが目立った。米衣料・家庭用品小売りのアーバン・アウトフ ィッターズは値下がり。第3四半期決算で利益がアナリスト予想を下回 った。ホーム・デポも下落。住宅市場に減速の兆しが見られる中、通期 の売上高と利益の予想を引き上げなかったことが嫌気された。

S&P500種株価指数は前日比0.5%高の2051.80。ダウ工業株30種 平均は40.07ドル(0.2%)上昇の17687.82ドル。両指数ともに終値ベー スでの過去最高値を更新した。小型株で構成するラッセル2000指数 は0.5%高。

チャールズ・シュワブ・インベストメント・マネジメントのオマ ー・アギュラー氏は「消費者および投資家のセンチメントは現在、かな り前向きだ」と指摘。「引き続きM&A(企業の合併・買収)がテーマ となっている。また経済指標は極めて安定した状況を示唆している」と 続けた。

S&P500種は10月に付けた半年ぶり安値から10%戻しており、同 指数を構成する500社の株価収益率(PER、予想ベース)は17.1倍 と09年以来の高水準となっている。JPモルガン・チェースは前日、バ リュエーションを理由に米国株を売り、欧州株を買うよう勧めた。

ボラティリティは低下

過去5営業日におけるS&P500種の変化率(終値ベース)は上下 両方向ともに0.1%未満となっている。シカゴ・オプション取引所 (CBOE)のボラティリティ指数(VIX)はこの日0.9%下げ て13.86だった。

ラッセル2000指数は12日に付けた4カ月ぶり高値から最大で1.9% 下げた後、この日は上昇した。前日は企業買収の動きが好感されたもの の日本のリセッション(景気後退)懸念が重しとなり、0.8%下落して いた。

キーコープのプライベートバンキング部門でチーフ投資ストラテジ ストを務めるブルース・マケイン氏は、「これが力強さの兆候なのか、 これまでの低調な動きからの反発なのかを判断するには時期尚早だ」と し、「株式投資への偏向が続いており、1年を通じて有意な調整が起き ていない」と述べた。

この日発表された10月の米生産者物価指数(PPI)は市場の予想 外に上昇。エネルギーが低下した一方で、サービスと食品が上げた。

10指数のうち9指数が上昇

S&P500種の業種別10指数では9指数が上昇。ヘルスケア関連 は1.6%高。資源株は1.1%上げた。金相場の上昇を手掛かりにニューモ ント・マイニングは3.4%高となった。

アクタビスは8.7%高の269.60ドルと上場来高値。S&P500種の構 成銘柄中で値上がり率トップだった。

メドトロニックは4.7%高の72.47ドルで上場来高値。

アーバン・アウトフィッターズは6.6%安。ホーム・デポは2.1%下 げた。

原題:U.S. Stocks Advance on Economic Optimism as Health-Care Gains(抜粋)

--取材協力:Sofia Horta e Costa.

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