イタリア債利回り、一時1か月ぶり低水準-ドラギ総裁発言で

18日の欧州債市場ではイタリア国債 が前日からほぼ変わらず。利回りは一時、約1か月ぶりの低水準を付け た。欧州中央銀行(ECB)の緩和拡大策に国債購入が含まれる可能性 をドラギ総裁が前日明言したことが手掛かり。

スペイン国債もほぼ横ばい。ドイツ国債もほぼ変わらず。同国の投 資家信頼感がアナリスト予想を上回る改善となったものの、相場には影 響しなかった。ギリシャ国債は下落。同国救済資金の最終分供与に必要 な措置をめぐり同国と国際債権団の協議が行き詰まっていると、交渉に 詳しい関係者2人が述べた。

INGグループ(アムステルダム)で先進国市場の債券戦略責任者 を務めるパドライク・ガービー氏は「ここしばらく量的緩和(QE)へ の期待感があったが、それが現実になることが昨日確認された。これは 強気材料だ」と指摘。日本の10年物国債の利回りが現在0.50%前後であ ることを考えれば、ドイツ10年債には値上がりの余地があるとも続け、 利回りが全体的に低下するはずだとの見方も示した。

ロンドン時間午後4時40分現在、イタリア10年債利回りは2.32%。 先月15日以来の低水準となる2.29%を付ける場面もあった。同国債(表 面利率2.5%、2024年12月償還)価格は101.685。同年限のスペイン国債 利回りは2.12%。

ドイツ10年債利回りは0.80%。10月16日には0.715%と、これまで の最低を記録した。

ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)がこの日発表した11月の 期待指数はプラス11.5と、前月のマイナス3.6から大きく改善した。ブ ルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト37人の予想中央値はプ ラス0.5だった。同指数は向こう6カ月の見通しを示す。

ギリシャ10年債利回りは22ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)上昇し8.28%と、10月30日以降で最も上げた。

原題:Italian Bonds Little Changed With Spain’s After Draghi Cites QE(抜粋)

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